なぞなぞの語源・由来

平安中期の『枕草子』には、左右に分かれて謎を出す「なぞなぞあはせ」という遊戯があったことが残されている。
中世以降には、単に「なぞ」とも言うようになり、室町時代には「なぞだて」など謎を集めた本も多い。
なぞなぞの語源となる「謎」は、正体などが不明なものをさす代名詞「何(なに)」に、助詞の「ぞ」がついた「なにぞ」という連語である。
「なにぞ」を音便化した「なんぞ」という語形も早くから生まれており、「ん」を表記しない例も見られる。

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