チンゲン菜の特徴、栄養・効能、選び方、保存方法、旬の時期、種類や仲間など、知っておきたいチンゲン菜の基礎知識。
チンゲン菜の特徴
チンゲン菜とは、アブラナ科の青菜です。
中国野菜の中で日本で最もポピュラーな野菜で、日本には1972年頃に入りました。
結球しない白菜の仲間で、茎が緑色の青軸のものを「チンゲンサイ」、茎が白色の白軸のものを「パクチョイ」と呼びます。
チンゲン菜はシャキシャキと歯応えが良く、アクや味のクセがなく、煮崩れしにくく、加熱してもカサがあまり減らないという特徴があります。
そのため、炒め物やお浸し、煮物、スープ料理、あんかけなど幅広い料理に用いられます。
チンゲン菜の栄養・効能
チンゲン菜は、β-カロテンを豊富に含む緑黄色野菜で、活性酸素を消去し、体内の酸化を抑制して、細胞の老化防止やがん予防に有効です。
β-カロテンは油と一緒にとることで吸収率がアップするため、チンゲン菜の油炒めはβ-カロテンの摂取に持ってこいの料理になります。
同じく抗酸化作用があり、コラーゲンの生成を助けるビタミンCも多く含んでいるため、美肌の意地や肌荒れの改善に役立ちます。
抗酸化ビタミンでは、ビタミンEも含んでいます。
ミネラル類では、カルシウム、カリウム、鉄分なども多く含まれています。
特にカルシウムは、ほうれん草の約2倍の含有量で、ビタミンKとの相乗効果で骨粗しょう症予防働きます。
カリウムは体内の余分なナトリウムの排出を促して血圧を下げる効果、鉄分は貧血予防に期待できます。
チンゲン菜の選び方
チンゲン菜は葉がみずみずしく、鮮やかな緑色のもの。茎が肉厚でハリとツヤがあるもの。切り口がみずみずしく、軸が太くて短いものを選びます。
葉が白っぽいものや、茎が長すぎるものは避けましょう。
チンゲン菜の保存方法
チンゲン菜は乾燥しないよう湿らせたキッチンペーパーで包み、根元を下に立てて冷蔵庫の野菜室に保存します。青菜の中では日持ちする方ですが、なるべく早めに使い切りましょう。
チンゲン菜の旬の時期
チンゲン菜は寒暖差に強いため、通年流通していますが、旬は9月から12月頃です。
チンゲン菜の種類や仲間
パクチョイ、青菜花、ミニチンゲンサイなど。