さくらんぼの栄養基礎知識

さくらんぼの特徴・種類、栄養・効能、選び方、保存方法、旬の時期、加工品、品種など、知っておきたいさくらんぼの基礎知識。

さくらんぼの特徴・種類

さくらんぼとは、バラ科サクラ属の実桜類の食用とする果実で、別名「桜桃(おうとう)」といいます。
一日の寒暖差が少ない地域では甘くなりにくく、産地が限られている上、栽培にも手間がかかり、高価な果物なので「赤い宝石」とも呼ばれています。
国産のさくらんぼは、甘味が強く、さわやかな酸味があり、淡黄色に紅色が入ったような種類が多く、「アメリカンチェリー」と呼ばれる米国産のさくらんぼは、甘味が強く大粒で、赤紫色の種類が多いです。

さくらんぼを大きく分けると、「スイートチェリー」「サワーチェリー」「デュークチェリー」の3つに分類されます。
スイートチェリーは「甘果桜桃」ともいい、甘味が強く、酸味がやわらかいです。一般に栽培されているさくらんぼは、このスイートチェリーです。
サワーチェリーは「酸果桜桃」ともいい、酸味が強く、果実はやわらかいです。ジャムや果実酒などに利用されるもので、日本ではほぼ栽培されていません。
デュークチェリーは、甘果と酸果の雑種です。

さくらんぼの栄養・効能

さくらんぼには、糖質、食物繊維、β-カロテン、ビタミンC、ビタミンB1・B2、ミネラルではリン・カルシウム・カリウム・鉄など、それぞれの栄養分量はわずかですが、バランスよく含まれています。

果肉の赤い色には、ポリフェノールの一種のアントシアニンが含まれているので、疲れ目の回復やアンチエイジングに役立ちます。
アントシアニンは国産品種よりも、赤みの強いアメリカンチェリーに多く含まれていますが、β-カロテンは、黄みを帯びた国産品種に多く含まれており、いずれも抗酸化作用のある成分なので、脂質の酸化を防止してがん予防に働きます。

甘味はバラ科の果物に多く含まれる糖の一種ソルビトールで、便の量を増やす働きがあり、食物繊維とともに便秘解消に効果があります。
酸味はクエン酸やリンゴ酸で、疲労物質の乳酸の生成を抑えるので、疲労回復や美肌効果が期待できます。

さくらんぼの選び方

国産のさくらんぼは、果皮が色鮮やかでハリとツヤがあり、黒ずみがなく、粒が大きく、果肉がしまっているもの。軸が茶色ではなく青々としてしっかりしたものを選びましょう。
アメリカンチェリーは、色が濃いものの方が甘味が強いです。

さくらんぼの保存方法

さくらんぼは長時間低温保存をすると、実が締まり、甘味が損なわれるため、冷蔵庫の保存は向きません。
風通しがよく涼しい場所で保存し、冷蔵庫で冷やすのは食べる直前にします。
あまり日持ちしないので、2日以内に食べ切るようにしましょう。

さくらんぼの旬の時期

国産さくらんぼの旬は、6月から7月。
アメリカンチェリーの旬は、カリフォルニアで5月から6月、ワシントンやオレゴンでは6月から7月です。

さくらんぼの加工品

缶詰、ジャム、シロップ漬け、洋酒漬け、さくらんぼ酒、菓子など。

さくらんぼの品種

国産さくらんぼ

佐藤錦、高砂、ナポレオン、紅秀峰、大将錦など。

アメリカンチェリー

ビング(ダークチェリー)、レイニア(レーニア)、ランバート、ブルックス、ツラーレなど。

出典:食品食材栄養事典

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