ゆで卵の栄養基礎知識

ゆで卵の特徴・仲間、茹で時間、栄養・効能、保存目安など、知っておきたいゆで卵の基礎知識。

ゆで卵の特徴・仲間

ゆで卵とは、殻のまま茹でて凝固させた卵です。
ふつうは鶏卵を使いますが、うずらの卵を使うこともあります。
殻を剥いて塩をふりかけて食べるほか、おでんの具やサラダ、煮汁で茹でた煮卵、薩摩揚げの中に入れた爆弾、ひき肉で包んだフライのスコッチエッグなど、ゆで卵を利用した料理も多くあります。
また、温泉卵はゆで卵の一種で、黄身が半熟状態、白身が固まり始めた状態のものです。

ゆで卵の茹で時間

ゆで卵は、茹でる時間によって黄身のかたさを調節します。
黄身が固まらずとろとろの半熟卵は約5分。
黄身のふちが固まった半熟卵は7〜8分。
固茹で卵は約9分です。

ゆで卵の栄養・効能

ゆで卵は生卵と栄養価がほぼ同じで、「完全栄養食品」と呼ばれる優秀な食べ物です。
食物繊維とビタミンC以外のほとんどの栄養素を含んでいます。
カロリーも生卵と同じで、100g中151kcal。1個(約60g)あたり91kaclと低カロリーです。必須アミノ酸のバランスがとれたタンパク質を多く含んでいるため、ダイエットに適しています。

ゆで卵の保存目安

一般に、食品は生よりも加熱調理した方が日持ちしますが、卵は例外で、加熱したゆで卵の方が日持ちしません。
それは、雑菌から守っているリゾチーム(リゾチウム)が、加熱によって壊れるためです。
そのため、ゆで卵の冷蔵庫での保存日数は、3〜4日程度になります。
これは殻付きの固茹での場合で、殻を剥いたものや殻にヒビが入ったもの、半熟卵などは、これより日数が短くなります。
ゆで卵はなるべく作り置きせず、食べ切れる分ずつ作ることをおすすめします。

出典:ゆで卵の基礎知識 – 食品食材栄養事典

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