うるかの特徴・種類、栄養・効能、選び方、保存方法、旬の時期、仲間など、知っておきたいうるかの基礎知識。
うるかの特徴・種類
うるかとは、アユの内臓、卵巣、精巣等を塩辛にしたもので、「鮎の塩辛」や「鮎うるか」ともいいます。
酒の肴にするほか、料理の隠し味にしたり、うるか汁などにします。
うるかは原料や作り方によって、下記のような呼び方もします。
「苦うるか」「渋うるか」「土うるか」 … アユの内臓のみを用いる。
「身うるか」「親うるか」 … アユの内臓にほぐした身を混ぜて作る。
「切りうるか」 … アユの内臓に細切りした身を混ぜて作る。
「子うるか」「真子うるか」 … アユの卵巣のみを用いる。
「白うるか」「白子うるか」 … アユの精巣のみを用いる。
うるかの栄養・効能
うるかは内臓を多く使うため、栄養価は高めで、特にビタミンAやビタミンD、ビタミンB群が多く含まれています。
塩辛はナトリウム(塩分)が非常に多いので、食べ過ぎに注意しましょう。
うるかの選び方
発酵によるうま味ではなく、調味料で味付けした商品もあるので、原材料欄を確認して購入しましょう。
うるかの保存方法
開封後は冷蔵庫で保存し、賞味期限に関わらず、早めに食べましょう。
開封前は冷暗所の保存ですが、健康志向で減塩商品も多くなっているため、未開封のものでも冷蔵庫で保存することをおすすめします。
うるかの旬の時期
加工品のため通年流通しています。
うるかの仲間
イカの塩辛、タコの塩辛、エビの塩辛、アミの塩辛、このわた、めふん、酒盗、としろ、ホヤの塩辛、莫久来(ばくらい)、鯛の塩辛、たらこの塩辛、がん漬け、ひしこ、スクガラスなど。