「発毛」「育毛」「増毛」「植毛」の違い

薄毛の主な対策には、発毛、育毛、増毛、植毛の4種類がある。

発毛とは、髪の毛が抜けて生えなくなった毛穴から、再び毛が生えるようにすること。
毛が生えやすい健康な状態の頭皮に改善するものである。

育毛とは、今現在生えている髪の毛を健康にし、太くて抜けにくい毛にすること。

増毛とは、自分の1本の髪の毛に複数本の人工毛を結びつけたり、人工毛を結び付けた透明な細い糸を髪の毛と髪の毛の間に括りつけること。
また、特殊樹脂の微粒子を吹きつけて、髪の毛の量が増えたように見せるスプレータイプのものもある。

植毛とは、毛穴に人毛や人工毛を植えつけること。

4種類の中で、自然で費用も安く済むのは、発毛と育毛である。
しかし、発毛は毛が生えていないところに生えさせるため、時間がかかるというデメリットがある。
また、頭皮の状態によっては、発毛させられない場合もあり、確実な薄毛対策ではない。
育毛には、時間がかかることと、毛根がない頭皮には育毛できないというデメリットがある。

増毛のメリットは、一気に毛を増やすことができることである。
しかし、根本的には何も薄毛の解決にならないものである。
増毛は、1本の毛に数本の毛をつけるため、自毛へ負担をかけることや、自毛が伸びても人工毛は伸びないため、自分の毛をカットして長さを調整したり、増毛のメンテナンスで費用がかさむというデメリットがある。
増毛スプレーならば費用は安いが、不自然で他人にバレやすい。

植毛は、発毛、育毛、増毛とは異なり、手術を要する医療行為で、保険適用外というデメリットはあるが、髪の毛を増やすという点では最も確実な方法である。
人工毛を使う場合は、炎症など拒否反応を起こすこともあるが、ハゲにくい後頭部や側頭部にある自分の髪の毛を、生えていない部分に植える方法では、拒否反応は比較的少ない。

発毛、育毛に関しては、増毛や植毛のように専門家に頼らなくても、市販の発毛剤や育毛剤を購入する方法があるが、頭皮や髪の毛の状態によって適した発毛剤・育毛剤は異なるため、どの方法を選ぶにしても、まず専門家の意見を聞いた方が良い。

TOP
テキストのコピーはできません。