「謝罪」「陳謝」「深謝」の違い

謝罪の意味は、罪や過ちを詫びることで、「記者会見で謝罪する」「謝罪広告」など、謝る行為を広く表す言葉。

陳謝の「陳」は、「陳述」「陳情」「開陳」などの熟語で用いられるように、「述べる」という意味があり、陳謝は事情を述べて謝ることである。
事情や経緯などを語らず、ただ頭を下げたり土下座をして謝るだけの場合、「謝罪」は使えるが「陳謝」は使えない。
また、陳謝には、礼を言うことの意味もある。

深謝は文字通り、深く謝ること。心から詫びることを意味し、話し言葉では用いず、手紙などの文章で用いられる語である。
お詫びの品の表書きには、「謝罪」や「陳謝」は使わないが、「深謝」は使われる。
ただし、深謝は深く詫びることを表すため、迷惑をかけた度合いが強い場合にのみ使い、通常のちょっとしたお詫び程度であれば、表書きには「お詫び」を使う。

また、陳謝に礼を言うことの意味があったように、深謝にも深く感謝することの意味があり、深謝は謝罪よりも感謝の意味で使われることの方が多い。

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