「ねじ」「ボルト」「ビス」「釘」の違い

ねじ・ボルト・ビスは、物を締め付けるために用いる、らせん状の溝があるもの。
らせん状の溝があり、回転させて結合させるため、縦方向に抜けにくいという性質がある。

釘は、物と物を接合・固定させるために打ち付けて用いる、一端を尖らせた細い棒。
打ち込んで固定させるため、横方向からの力に強いという性質がある。

ねじは、大きく分けて2種類あり、側面にらせん状の溝が入ったものを「雄ねじ」、内面に入ったものを「雌ねじ」と呼び、一般にいう「ねじ」は「雄ねじ」を指していることが多い。
雄ねじの形状をしたものに「ボルト」や「ビス」があり、これらも「ねじ」の一種である。
ねじには、先が尖ったものもあれば、先が平らなものもある。

ボルト(bolt)は、一般に、内面にらせん状の溝が入った「ナット(雌ねじ)」と組んで使われる雄ねじを指す。
ナットと組んで使わないものも「ボルト」と呼ぶことがあるが、その場合は、直径が比較的大きく、先の尖っていない雄ねじを指すことが多い。

ビス(vis)は、「小ねじ」とも呼ばれるように、小さな雄ねじを指す。
ビスの先端は、尖っているものと、尖っていないものがあるが、多くは、尖ったものである。
小ねじの中で、「ねじ」と「ビス」の呼び分けが必要な場合は、先の尖っているものが「ビス」、先の尖っていないものが「ねじ」と呼ばれる。

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