イクラは、ロシア語の「Икра(ikra)」に由来し、ロシア語では「魚の卵」「小さく粒々のもの」を意味する。
日本でいう「イクラ」は「イクラ・クラスナヤ(赤いイクラ)」、「キャビア」は「イクラ・チョールナヤ(黒いイクラ)」である。
ひらがなで「いくら」と表記されることも多いが、外来語に由来するので、本来は「イクラ」とカタカナ表記が正しい。
日本では、日露戦争出兵時にロシア人がキャビアの代用品として食べた事に始まり、昭和初期まで日本の市場で「キャビア」として出回っていたのは、「イクラ」であったといわれる。