「敗北」の「北」は、方角を指しているわけではなく、漢字自体が二人の人が背を向け合っているさまを示しています。この漢字から派生して、「相手に背を向ける」「背を向けて逃げる」などの意味が生まれました。こうした概念から、「北」は戦いに負けて逃げることを指す言葉として「敗北」と呼ばれ、単に争いに負けることも含まれるようになりました。
この言葉は、戦いや競争において不利な状況に陥り、逃れることを表現しています。「北」の漢字が持つ背を向けるイメージから派生した「敗北」は、敗れることの意味だけでなく、相手に対して屈服することや困難から逃げることをも含みます。