よだれは、古くは「よだり」「よたり」と言い、平安時代以降「よだれ」に転じた。
よだり(よたり)の「たり」は、「垂れる」「垂らす」意味の動詞「垂る」の名詞形。
よだれの「よ」は、「緩む」「弱い」の意味など流れ出る箇所の状態を表しているとする説や、「よよ」と泣く時に垂れるものの意味など諸説ある。
『名義抄』では「鼻水」を表す「洟」や、「涙」を表す「涕」を「よたり」と読ませていることから、古くは、唾液だけではなく、鼻水や涙など垂れ流れ出るものを「よだれ」と呼んでいたようである。
よだれは、古くは「よだり」「よたり」と言い、平安時代以降「よだれ」に転じた。
よだり(よたり)の「たり」は、「垂れる」「垂らす」意味の動詞「垂る」の名詞形。
よだれの「よ」は、「緩む」「弱い」の意味など流れ出る箇所の状態を表しているとする説や、「よよ」と泣く時に垂れるものの意味など諸説ある。
『名義抄』では「鼻水」を表す「洟」や、「涙」を表す「涕」を「よたり」と読ませていることから、古くは、唾液だけではなく、鼻水や涙など垂れ流れ出るものを「よだれ」と呼んでいたようである。