ストール(stole)は、中世のカトリック聖職者が、ミサなどで肩から膝下まで垂らす細長い帯状の布(肩掛け)も表すことから、これが変化したものといわれる。
また、古代ローマの既婚女性が着た、くるぶしあたりまであるゆったりした上着「ストラ(stola)」が、ストールの前身ともいわれる。
どちらが正しいか分かっていないが、それぞれが全く異なるものではなく、カトリック聖職者の用いた肩掛けは「ストラ」とも言うことから、古代ローマの上着「ストラ」からカトリック聖職者の肩掛けになり、それが変化して「ストール」になったとも考えられる。