ロマンはフランス語「roman」から、ロマンスは英語「romance」からの外来語。
中世ヨーロッパでは、文語の古典ラテン語に対し、口語に用いた俗ラテン語を「ロマンス語」といい、ロマンス語で書かれた物語を「roman」「romance」といった。
両語は同源であるが、「男のロマン」や「大正ロマン」といったように、ロマンは夢や憧れ、冒険的の意味。
アメリカの「ハーレクイン・ロマンス」や「二人のロマンス」というように、ロマンスは甘い恋愛や恋物語の意味で使われることが多い。
ロマンの漢字「浪漫」は、夏目漱石による当て字である。