親の語源は、「子・小(こ)」に対して、「老(おゆ)」「大(おお)」の意味と関連付ける説が有力とされているが、正確な語源は未詳。
古くは、父・母に限らず、祖父母・曾祖父母など祖先の総称として、「おや」という語は用いられていた。
「親」の漢字の由来は、木の上に立って子供の帰りを見ている様子を表したものではなく、親の左側は「薪(しん)」の原字で、木をナイフで切ったなま木を表したもの。
それに「見」を加えた「親」の漢字は、ナイフで身を切るように身近に接して見ていることで、じかに刺激を受けるような非常に近い間柄を意味している。