紫芋の特徴、栄養・効能、選び方、保存方法、旬の時期、加工品、品種など、知っておきたい紫芋の基礎知識。
紫芋の特徴
紫芋とは、さつまいもの果肉部分が紫色の品種の総称です。この紫色の色素は加熱しても残ります。
皮の色は紫色以外に茶褐色のものもあります。
普通のさつまいもほど甘味がないため、加工食品として利用されることが多いです。
紫芋の栄養・効能
紫芋の栄養成分はさつまいもとほぼ同じですが、紫色の色素であるアントシアニンが多く含まれている点が違います。
アントシアニンはフラボノイドの一種で、抗酸化作用があります。
紫芋の選び方
紫芋は、皮の表面がなめらかでツヤがあり、色が鮮やかで均一のもの。ひげ根の穴が浅いものを選びます。
ひげ根が太くかたいもの、表面がでこぼこしたものは避けましょう。
軸(切り口)から蜜が出ているものは、完熟して甘味が増しています。
紫芋の保存方法
紫芋は乾燥と寒さに弱いので、新聞紙などに包み、風通しがよく日の当たらない場所で常温保存します。
紫芋の旬の時期
紫芋の収穫時期は9月頃から11月頃ですが、貯蔵した方が甘みが増して美味しくなるので、食べ頃の旬という意味では10月から1月頃になります。
紫芋の加工品
スイートポテトチップス、紫芋焼酎、ポタージュなど。
紫芋の品種
パープルスイートロード、山川紫、綾紫、暁紫、紫優、種子島ゴールド、沖夢紫、宮農36号、備瀬など。