Paralympic(パラリンピック)は、「paraplegia(下半身不随)」と「Olympic(オリンピック)」からの造語である。
しかし、IOCが「Paralympics(パラリンピックス)」と名乗ることに同意した1985年以降、半身不随以外の身体障害者も大会に参加することから、「parallel(平行)」と「Olympic(オリンピック)」で、「もう一つのオリンピック」と解釈されるようになった。
パラリンピックの起源は、イギリスの王立ストーク・マンデビル病院の医師ルードウィッヒ・グットマン博士が、脊髄損傷患者の治療や訓練の一環としてスポーツを取り入れたことを機に、1948年、ロンドンオリンピックの開会式の日に院内でスポーツ大会が開催されたのが始まりである。
1952年には国際大会にまで発展し、病院の名前から「国際ストーク・マンデビル大会」と呼ばれた。
1960年のローマ大会以降、オリンピックの開催される年だけはオリンピック開催国で行われるようになり、ローマ大会がパラリンピックの第一回と位置づけられている。
大会の公式名称として「パラリンピックス」が使用されたのは、1988年のソウル大会からである。