「折り紙付き」の「折り紙」という言葉は、元々は紙を横半分に折った文書を指し、平安末期には公式文書や贈呈品の目録として用いられていました。江戸時代に入ると、美術品や刀剣などの鑑定書も「折り紙」と呼ばれ、確かな品質が保証された物を「折り紙付き」と表現するようになりました。
この言葉は、品質が確かなことを強調する意味合いから、現代では人の実力に対する世間の定評にも応用されています。しかしながら、「折り紙付き」はその良い品質を指すポジティブな言葉であり、悪い意味合いには使用されません。逆に悪い評判を表現する場合には、「札付き」が用いられます。