一日千秋は、「一日三秋」が元となってできた四字熟語。
「一日三秋」の出典は、中国最古の詩集『詩経』の「王風・采葛」で、意味は一日千秋とほぼ同じ、一日会わないだけでも三年経ったように感じられるほど情愛が強いことを表す。
「三秋」は、「秋」が「年」を意味し「三年」と考えられているが、秋季の三ヵ月や、秋季が3回で九ヶ月と捉えるものもある。
「秋」が「年」を意味するのは、秋は収穫の時期で、一年で最も重要な時であり、一年の基準にされていたからである。
「一日千秋」は日本で使われるようになった四字熟語で、「三秋」よりも「千秋」とした方が長く感じられることから。また、「さん」と「せん」の音が近いことからと考えられる。