子(子年)の語源・由来

『漢書 律暦志』では、「子」は「増える」を意味する「孳(し)」で、植物が子孫を増やそうと成長しはじめる種子の状態を表すと解釈されている。
この「子」を「ネズミ」としたのは、無学の庶民に十二支を浸透させるため、動物の名前を当てたものである。
神様が十二支の動物を決める際、一番に門前に辿り着いた牛の上に乗っていたネズミが飛び降り、一番になったことからや、人間に身近な猫が干支に入っていないのは、ネズミに騙されたからという話があるが、これは十二支に動物が割り振られた後に作られたもので由来ではない。
また、「ネズミ」になったのは、インドの十二宮を支配する十二獣で十二神将にも冠される動物の順からともいわれるが、十二獣が十二支から決められたとするのが一般的な解釈である。

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