お盆は、サンスクリット語「ullambana(ウラムバナ)」の音写「盂蘭盆(うらぼん)」の略。
「盂蘭盆」を「お盆」や「盆」と略して呼ぶようになったのは、盆に供物などを盛り、先祖の霊をもてなすことからとされる。
お盆の語源となる「ullambana」は、手足を縛って逆さまに吊るすという意味で、非常に苦痛なことをさした。
また、大昔に「魂」を意味した、イランのアヴェスタ語「ウルバン」を語源とする説もある。
お盆には、きゅうりとナスに箸を刺し、馬と牛に見立てたものを作る。
この由来は、霊がきゅうりの馬に乗って早く来るように。また、名残惜しいことからナスの牛に乗ってゆっくり帰るように、といった願いを込めたものといわれる。