カラットの語源・由来

カラットは、英語「carat」「karat」からの外来語で、いずれも古代ギリシャ語で「イナゴマメ」を意味する「keration」に由来する。
「keration」は「小さな角」を意味する「keras」に由来するが、単位に関係するのは「イナゴマメ」からである。
イナゴマメが質量を表す単位となったのは、古代ギリシャでイナゴマメの豆の数が少量の計算に用いられていたためで、1カラットが200mgなのも、一粒分の重さが189〜212mgであることに由来する。
「keration」がアラビア語で「qīrāṭ」となり、イタリア語「carato」、中世ラテン語「carratus」などを経て、15世紀後半にフランス語で「carat」となった。
これが英語に入って、ダイヤモンドなど宝石の重量を表す「carat」や、金の純度を表す「karat」となった。

TOP
テキストのコピーはできません。