コロナは英語「corona」からの外来語で、「冠」を意味するラテン語「corōna」に由来し、「crown」と同源である。
英語の「corona」は、王冠状のものの意味から、光冠(太陽や月の周囲に見える光輪)にも使われ、太陽コロナも意味するようになった。
日本で「コロナ」の語が見られるのは、1888年の『物理学術語和英仏独対訳字書』が古いが、翌1889年には、幸田露伴が小説家としての地位を確立した最初の小説『露団々』の中で、「或は日蝕皆既の時のころなの形状を得たり顔に説」と使用した例が見られる。