高速道路の休憩施設には「サービスエリア(SA)」と「パーキングエリア(PA)」がありますが、これらには異なる特徴と機能があります。
サービスエリアは一般的にはより充実した施設を備えており、おおむね50kmごと(北海道では80kmごと)に設置されています。サービスエリアでは、休憩所、駐車場、トイレ、売店、レストラン、ガソリンスタンドなどの施設が整っており、長距離の運転に必要な多様なサービスが提供されます。
一方で、パーキングエリアはおおむね15kmごと(北海道では25kmごと)に設置され、基本的には駐車場、トイレ、そして必要に応じて売店が備わっていることが一般的です。パーキングエリアは、短時間の休憩や緊急時の停車に対応することを目的としています。
ただし、サービスエリアとパーキングエリアの間には必ずしも明確な区分けがあるわけではなく、設備や規模は利用状況や立地に応じて異なります。例えば、一部のサービスエリアは限られた施設しか持たない場合があり、また、レストランやフードコートを有するパーキングエリアも存在します。さらに、ハイウェイオアシスのように、より豊富なレジャー施設を備えたパーキングエリアもあります。