時計の針が右回りになった理由


右回りを「時計回り」、左回りを「反時計回り」と言うように、時計の針は右回りで回っています。
時計が右回りになったのは、時計の起源に関係しています。

時計の起源と右回りになった理由

世界最古の時計は、古代エジプトの日時計といわれています。
日時計は、地面に木や石や棒を垂直に立て、太陽の光を受けてできる棒の影の位置や長さから、時刻を把握するものです。
太陽は東から昇り、西へ沈みますから、日時計の棒の影は右回りで動きます。
機械式の時計は日時計を元に作られたため、右回りになったといわれています。

南半球でも時計が右回りの理由

北半球では棒の影が右回りですが、南半球では日時計の影は逆の左回りになります。
左回りの南半球でも右回りの時計が使われているのは、機械式の時計は北半球で作られ、右回りの時計が一気に普及したためです。

右回りになったもうひとつの理由

時計の針が右回りになったもうひとつの理由として、右利きの人が多いことも考えられています。
右利きの人は右に回す力が強く、ネジやゼンマイなど、回して使うものは右回りの方が都合がよいのです。

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