笹の語源・由来

笹の語源には、風に吹かれて葉が触れ合う音の「ササ、ササ」に由来する説と、「ササダケ(細小竹)」の下略説がある。
『古事記』にも「小竹を訓(よ)みて佐佐(ササ)と云ふ」とあるように、古くから、笹は竹の小形のものと認識されている。
竹は「丈」や「高い」などが語源と考えられており、「小さいもの」「細いもの」「狭いもの」は「S音」で表現されやすいことを考慮すると、「ササダケ(細小竹)」の下略のように、「ササ」は小さいものを表した名と考えられる。

漢字の「笹」は、日本で作られた国字。
由来は明らかではないが、「竹」に「ササ」という擬声音を合わせたものか、「竹」に「葉」の省略形といわれる。

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