鶏口牛後の出典は『史記』蘇秦伝。
中国戦国時代、強国の秦に屈して臣下に成り下がるか、秦と戦うか迷っていた韓の恵宣王に対し、遊説家の蘇秦が「鶏口となるも牛後となるなかれ」と言って、戦う道を説いたという故事に由来する。
鶏口牛後の「鶏口」は鶏のくちばしの意味で、小さな組織の長のたとえ。「牛後」は牛の尻の意味で、大きな組織の末端に連なる者のたとえである。
「鶏口」とは、鶏の口の意味から転じて、小さな団体の長のたとえ。
「牛後」とは、牛の尻の意味から転じて、大きな団体に従って使われる者のたとえ。
出典:故事ことわざ辞典