ナルシストはオランダ語「narcist」からの外来語で、英語では「narcissist(ナルシシスト)」という。
「narcist」や「narcissist」は、ギリシャ神話に登場する美少年のナルキッソスが語源である。
ナルキッソスは、ニンフ(女の姿をした樹木などの精霊)のエコーの求愛を拒絶したため、神によって水面に映った自分の姿に恋をするという罰を受けた。
そして、自分の姿を美しい水の精だと思って恋い焦がれ、その場から離れることができずに死んで水仙の花になったという。
この話から、自分自身を性愛の対象にすることや自己愛、自己陶酔することを「ナルシシズム(ナルシズム)」、そのような人を「ナルシスト(ナルシシスト)」と言うようになった。