三枚目の語源・由来

三枚目は江戸時代の歌舞伎用語で、顔見世の時に劇場にの正面に掲げられた八枚看板の三番目に道化役の名が書かれていたことに由来する。
転じて、芝居や映画などで滑稽な役をする人を「三枚目」と言うようになり、役者に限らず滑稽な言動をする人も意味するようになった。
また、二枚目との比較から、俗に、ブサイクな男性を「三枚目」ということもある。
ちなみに、三枚目以外の八枚看板は、一枚目に「主役」、二枚目には和事・濡れ事を持ち役とする「美男役」、四枚目には大物俳優である「中軸」、五枚目には「敵役」、六枚目には良い人物でありながら敵である「実敵役」、七枚目には「実悪役」、八枚目には座長・代表者の「座頭」が描かれた。

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