なまこの語源・由来

古くは単に「こ」と呼ばれており、のちに「なま」が付いて「なまこ」となった。
「こ」は触ると小さく固まることから、またコリコリした食感から「凝」の意味であろう。
なまこの「なま」は、ナメクジやナマズと同じく「滑らか」とする説と、「生」の意味とする説があるが、皮膚にある骨片が「滑らか」とは言い難いため、なまこの「なま」は「生」の意味と考えられる。
「生」の意味にも二説あり、ひとつは茹でて乾したなまこは「いりこ(煎りこ)」と言うことから、それに対して「生食」であることを示すために「生」が付け加えられたとする説。
もうひとつは、なまこは再生力が強く、体を切ったても時間が経つと元へ戻ることから、「生きかえる」という意味の「生」とする説である。
多くは「生食」の意味といわれるが、「生食」の意味であれば「生き物」としては「こ」と呼んだままになる。
「なまこ」と呼ぶ場合は、「いりこ」や「このわた」などと同様に、「食品」の名として位置づけられているはずなので、「生きかえる」意味の「生」の方が良い。
なまこが漁師の言葉から生まれたとすれば、再生力の強さと固まるところから、「凝」に「生きかえる」意味の「生」が付き、「なまこ(生凝)」になったとする方が自然と思われる。

漢字の「海鼠」は、夜になるとネズミのように這い回ることからや、ネズミの後ろ姿に似ているから当てられたといわれる。

出典:語源由来辞典

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