コスモスは、英語「cosmos」からの外来語。
「cosmos」は、ギリシャ語で「秩序」「調和」を意味する「kosmos」に由来する。
秩序正しく調和のとれたものは美しいことから、「cosmos」には「装飾」や「美麗」の意味も含まれるようになった。
植物の「コスモス」は学名を「Cosmos bipinnatus」と言い、「bipinnatus」の「bi」は「ビスケット」の「ビス」と同源で「2つ」を意味し、「pinnatus(pinnate)」は「羽状の」を意味する。
上記の通り、「cosmos」には「美しい」の意味もあることから、「二枚の羽状の美しいもの」という意味で「コスモス」と名付けられた。
コスモスは漢字で「秋桜」が当てられることもあるが、本来は「あきざくら」と読む。
この当て字が広く使われるようになったのは、昭和52年(1977年)、山口百恵の「秋桜」(作詞・作曲 さだまさし)の大ヒットによるもので、曲のタイトルも歌詞も「秋桜」と書いて「コスモス」と読ませている。