背中(背)の語源・由来

背の古形は「そ」で、現在「そ」の形で用いる言葉には「そむく(背く)」などがある。
「そ」は「それ(反)」や「そへ(後方)」の意味で、「せ」の語源は後方の意味と考えられ、物の後ろ部分を「背」と言うのもこのためである。

背中は、背を「上」「中」「下」と三分した中間で、背の中央部分の意味。
背中が中央だけでなく、全体も指すようになったのは、背が「身長」も表すようになったためである。
背が「身長」の意味を持つようになったのは、衣服のサイズが背を中心に決められることや、身長を測る際に背を向けて測るためと思われる。

出典:背/背中 – 語源由来辞典

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