ニコチンの語源・由来

ニコチンの語源は、フランスの外交官 ジャン・ニコ(J.Nicot)の名前に由来する。
ポルトガル大使であったジャン・ニコは、リスボンであらゆる病気に効くというタバコ種の植物を貰い受け、大使館の庭に植えて栽培・研究をした。
研究の中から、タバコの葉には偏頭痛に効く成分が含まれていると確信した。
その後、フランスの王妃 カトリーヌ・ド・メディシスが片頭痛に悩まされていたことから、ジャン・ニコは葉の粉末を献上し、頭痛薬として広めた。
その時に用いたタバコ種の草は、ジャン・ニコの名に因み「ニコチアナ」と名付けられた。
さらに成分研究が進んだ300年後、タバコに含まれるアルカロイドの中でも重要な種が分離され、「ニコチン(ニコチアニン)」と名付けられた。

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