さやいんげんの栄養基礎知識

さやいんげんの特徴、栄養・効能、選び方、保存方法、旬の時期、種類など、知っておきたいさやいんげんの基礎知識。

さやいんげんの特徴

さやいんげんはマメ科で、若いいんげん豆のことを指し、野菜に分類されます。
原産はメキシコで、紀元前から食用とされてきたとされる歴史の古い野菜です。日本には江戸時代中期に、僧侶の隠元(いんげん)により持ち込まれたことから、その名が付きました。
種を蒔いてから収穫までの期間が短く、年に三回獲れることから「三度豆」とも呼ばれます。
食べるときは塩を振って板ずりをすると食感が良くなります。本来筋もありますが、最近出回るものは品種改良により筋がないものも多いです。

さやいんげんの栄養・効能

さやいんげんはβカロテンを豊富に含む緑黄色野菜のため、強い抗酸化作用による体の老化防止が期待できます。
体内のあらゆる酵素の働きを助け、栄養素の代謝に関与するマンガンを含み、食物繊維による整腸作用や血糖値を安定させる作用もあります。
ビタミンB群である葉酸や、カリウム、マグネシウムといったミネラル類も含まれ、栄養素のバランスの取れた優れた食品といえます。

さやいんげんの選び方

豆のふくらみが小さいものが美味しいとされます。緑色が鮮やかで、先がしおれていないものが新鮮です。
新鮮なものは先がぽきっと折れるのも特徴です。

さやいんげんの保存方法

ビニール袋に入れて野菜室にて保存します。
固めに茹でて冷凍保存も可能です。

さやいんげんの旬の時期

通年出回りますが、6~9月が旬で露地物が出回ります。

さやいんげんの種類

モロッコいんげん、十六ささげ、どじょういんげん、つるなしいんげんなど。

出典:さやいんげんの基礎知識 – 食品食材栄養事典

TOP
テキストのコピーはできません。