カシューナッツの栄養基礎知識

カシューナッツの特徴、栄養・効能、選び方、保存方法、旬の時期など、知っておきたいカシューナッツの基礎知識。

カシューナッツの特徴

カシューナッツとは、ウルシ科カシューの種子を食用としたものです。
ウルシ科なので生のカシューナッツは毒性があります。そのため、天日干ししたり、高温の蒸気で蒸したり、焙煎などの処理をしてから殻を剥いたものが製品にされます。
市販されているものは、ローストして塩がまぶしてあるので、そのまま酒のおつまみなどに用いられます。
生のカシューナッツは、炒め物や揚げ物に使われます。
カシューの花托部分はカシューアップルと呼ばれ、生食のほか、発酵させて酒をつくったりします。

カシューナッツの栄養・効能

カシューナッツは脂質が多く、そのうちの約60%が一価不飽和脂肪酸のオレイン酸で、血中の悪玉コレステロールを減らして、動脈効果を予防したり、胃腸の働きをよくするため、便秘改善効果もあります。
タンパク質や食物繊維も豊富です。
ビタミンでは、疲労回復作用のあるビタミンB1、丈夫な骨づくりに欠かせないビタミンK、貧血予防に役立つ葉酸、代謝を促進して肥満防止したりストレスを緩和させるパントテン酸。
ミネラルでは、貧血予防の鉄分、成長促進や味覚を正常に保つ作用のある亜鉛、基礎代謝をあげ肥満防止に役立つマグネシウム、骨や歯をつくる成分になるリン、疲労や肌老化を防ぐ胴などが多く含まれています。

カシューナッツの選び方

カシューナッツは湿気を含むと、油脂が酸化して香りが悪くなるので、缶詰やきちんと密閉包装されたものを選びましょう。

カシューナッツの保存方法

高温や日光が酸化の原因になるので、カシューナッツは瓶や缶、ポリ袋などの密閉された容器に入れ、冷蔵庫で保存します。
3ヶ月以上の長期保存をする場合は、冷凍庫で保存しましょう。

カシューナッツの旬の時期

カシューナッツは生産量世界一のインドからの輸入がほとんどで、インド産のものは2月から5月が旬です。
加工品は通年流通しています。

出典:カシューナッツの基礎知識 – 食品食材栄養事典

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