ネクタリンの栄養基礎知識

ネクタリンの特徴、栄養・効能、選び方、保存方法、旬の時期、加工品、仲間など、知っておきたいネクタリンの基礎知識。

ネクタリンの特徴

ネクタリンとはバラ科モモ属の木になる果実で、桃の変種です。
ふつうの桃は果皮にうぶ毛があるため「毛桃」と呼ぶのに対し、ネクタリンは毛がなく、艶やかな光沢があるため、「油桃」や「光桃」「毛無桃」と呼ばれます。
桃と同じく、黄肉種と白肉腫がありますが、桃よりも小さく、濃厚な甘味と適度な酸味があります。

ネクタリンの栄養・効能

ネクタリンの黄肉種にはβ-カロテン、白肉腫にはフラボノイドが多く含まれ、どちらも強い抗酸化作用があります。
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方とも含んでいるため、腸内環境を整える効果が期待できます。
カリウム、ビタミンE、ビタミンC、葉酸などの含有量も多く、桃より高い栄養価があります。

ネクタリンの選び方

ネクタリンは全体的に色づき、茶色く変色していないもの。果皮が薄く、押し傷のないもの。ふっくらと丸みがあり、形が整っているもの。縦に入った線が深くないものがおいしいです。

ネクタリンの保存方法

ネクタリンは基本的に常温で保存します。
未熟でかたいネクタリンは新聞紙などに包み、風通しのよいところで保存します。1~2日ほど置いておくと、熟してやわらかくなります。
冷蔵庫で保存する場合は、きちんとラップで包むか、少し空気を含ませたポリ袋に入れ、野菜室で保存するとよいです。
やわらかく熟したネクタリンは傷みやすいので、早めに食べましょう。
表面全体が赤く色づき、少しやわらかく、桃の甘い香りが十分に感じられるようになったら食べごろです。
冷やし過ぎると香りや甘味が落ちるため、食べる2~3時間前に野菜室に入れるとよいです。

ネクタリンの旬の時期

7月から9月頃までが旬で、最盛期は8月です。

ネクタリンの加工品

果汁飲料、ジャム。

ネクタリンの仲間

桃。

出典:ネクタリンの基礎知識 – 食品食材栄養事典

TOP
テキストのコピーはできません。