「爆弾」と「ダイナマイト」の違い

爆弾とは、爆発させて殺傷・破壊するための爆薬を装填した兵器。
爆弾には、核爆弾(原子爆弾・水素爆弾)、手榴弾、地雷、時限爆弾、風船爆弾、電磁波爆弾のほか、多くの種類がある。
また、「爆弾発言」「爆弾低気圧」など、比喩的にも使われる。

ダイナマイトとは、ニトログリセリンを主材とし、珪藻土や弱綿薬・綿火薬などにしみ込ませた爆薬の総称。
日本では、一般社団法人火薬学会によって、ニトロゲル(ブラスチングゼラチン)を6%以上含む爆薬の総称と定義されている。

上記のとおり、ダイナマイトは爆弾に使われる爆薬の一種であり爆弾ではないが、爆薬にダイナマイトを使用した爆弾のことを「ダイナマイト」と呼ぶことが多い。
しかし、ダイナマイトを使用していない爆弾もあるため、すべての爆弾を「ダイナマイト」と呼ぶのは間違いである。

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