レバニラ炒めとは、牛や豚のレバーを、ニラやショウガなどと炒め、塩・醤油・コショウなどで味つけした中華料理。
ニラレバ炒めは、レバニラ炒めのことで、全く同じ料理。
「レバニラ」「ニラレバ」という順番の違いで、作り方や材料が変わるわけでもない。
どちらが一般的で、どちらが正しい呼び方かと言えば、一般的な呼称は「レバニラ炒め」だが、本来は「ニラレバ炒め」といわれる。
中国語では「韮菜炒牛肝」と「ニラレバ」の順になっており、中国語に従えば「ニラレバ炒め」である。
また、レバーの炒め物にニラがトッピングされたもので、「レバー入りニラ炒め」ではなく「ニラ入りレバー炒め」であるため、「ニラレバ炒め」の方が正しいといえる。
「レバニラ炒め」が一般的な呼称になったのは、「天才バカボン」の影響によるもので、バカボンのパパの好物が「レバニラ炒め」であったためといわれている。
テレビアニメ「天才バカボン」の中で「レバニラ」がタイトルに使われた話には、1971年11月20日放送第9回第18話の「ごちそうはレバニライタメなのだ」がある。
この説が正しいという確証はないが、昔は「レバニラ炒め」と呼ばず「ニラレバ炒め」と呼ぶのが一般的であったとすれば、「天才バカボン」の影響も少なからずあったと考えられる。
ちなみに、餃子の王将では「ニラレバ炒め」、大阪王将では「レバニラ炒め」、餃子の王さまでは「ニラレバいため」という名で提供されている。