「木材」と「材木」の違い

木材と材木は、切断して建築物や製品の材料に用いられる木を指し、置き換え可能な熟語である。
しかし、「木材からパルプ作る」とは言うが、「材木からパルプを作る」とは言わないように、木材と材木は原木に近い状態か、製品に近い状態かによって使い分けされている。

木材は、原木を切断して材料や原料として用いる木のこと。
材木は、建築や製品の材料として一定の長さや大きさなどに製材し、用材となったもののこと。
材質が木であることに焦点が置かれるのが「木材」、用材となっている木であることに焦点が置かれるのが「材木」である。

上記の違いから屋号にも違いがあり、山元に近いほど「木材店」が多く、流通の最終段階に近くなるほど「材木店」が多くなる傾向にある。

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