「炒り卵」と「スクランブルエッグ」の違い

スクランブルエッグを「洋風炒り卵」とも呼ぶように、スクランブルエッグは炒り卵の一種であるが、別の食べ物で材料や作り方に違いがある。

炒り卵は、鶏卵に塩・砂糖などの調味料を加えて混ぜたものを、熱したフライパンに流し込み、4~5本の箸を使ってほぐしながら炒る料理。油は使用しない。
卵に火を通しながらも、ふんわりと炒りあげ、バラバラの粒状にする。

スクランブルエッグは、鶏卵に牛乳や塩コショウなどを入れ、食用油やバターなどを溶かしたフライパンで炒める。
卵は完全に火が通る前の半熟状で、炒り卵とは違い、トロリとした状態に仕上げるのが特徴。

基本的には、炒り卵がバラバラ状、スクランブルエッグが半熟状だが、半熟状態で止める炒り卵もあるため、形状だけで区別することはできない。
半熟状態で止める炒り卵は、「びしょ玉」や「半炒り」と呼ばれる。

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