ハナショウブの語源・由来

ハナショウブは、ノハナショウブを改良した園芸品種なので、ノハナショウブから「ノ(野)」を外した名前といわれる。
しかし、改良・育成が始まったのは江戸時代だが、それよりも200年以上前から「ハナショウブ」の名が見られ、ノハナショウブを指していたと考えられている。
それを踏まえると、古くは「ノハナショウブ」と「ハナショウブ」に区別はなく、別種で花のないショウブ科(サトイモ科)の「ショウブ(菖蒲)」と区別するための名であったが、改良した園芸品種ができたことから、原種を「ノハナショウブ」、園芸種を「ハナショウブ」と明確に分けて呼ぶようになったという見方もできる。

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