K点はドイツ語で「建築基準点」を意味する「Konstruktions Punkt」に由来する。
「Konstruktion」が「建築」や「構造」、「Punkt」は英語の「point」に当たり「点」を意味する。
K点は着地斜面の傾斜曲率が変わり、より平坦になる地点で、飛距離を計算する基準となる。
傾斜曲率が変わることで着地に危険が伴うことから、以前は「極限点」の意味で「K点」が用いられていた。
この意味での「K点」もドイツ語に由来し、「危険な」を意味する「Kritischer」を用いた「Kritischer Punkt」の訳である。
危険なK点を超えないよう様々な調整がされていたが、選手の技術向上や競技服の進歩などにより、「K点超え」が可能になったことから、「極限点」としての意味がなくなった。
現在は、極限点が「K点(建築基準点)」よりも遠くに設定され、「L点(ランディングエリア限界点)」と呼ばれている。