むなしいの語源・由来

むなしいは、「み(身・実)」と「な(無)」から生じた語で、中身が無いこと。
「みな」が変化した「むな」に、形容詞を作る接尾語「し」が加わって「むなし」になり、口語化されて「むなしい」となった。
心の中が空っぽになることからや、「形だけで中身が無い」「充実していない」という状態に対して残念に思う気持ちが、「むなしい」に含まれるようになり、「わびしい」や「みじめ」の意味を含んで用いられるようになってきた。
古くは、死んで心や魂が抜け去り、体だけになっているところから、「命が無い」という意味でも「むなしい」は用いられた。

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