熨斗の語源・由来

熨斗は、伸ばして平らにする意味の「伸す(のす)」の連用形が名詞化した語。
古くは、火の熱で縮んだ布を伸ばす道具も「火熨し(ひのし)」や「熨し」と呼ばれた。
進物に添えられる熨斗は、アワビの肉を薄く長く切り、伸ばして干したものを儀式用の肴に用いた後、贈り物に添えられた「熨斗鮑(のしあわび)」の慣習に由来する。
現在の熨斗の形は熨斗鮑が変化したものであることから、色紙の中に熨斗鮑の細片が張られたり、包まれたりする。

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