マニキュアの語源・由来

マニキュアの「マニ」は、「手」を意味するラテン語「manus(マヌス)」、「キュア(cure)」は「手入れ」の意味で、「手の手入れ」がマニキュアの原義である。
「cure」は「心遣い」や「心配」を意味するラテン語「cura(care)」から、「治す」「治療する」の意味に変化した語で、「心配」「気にかける」を意味する「care(ケア)」と同源である。
日本では主に爪に塗るエナメル液を「マニキュア」と呼ぶが、英語圏では広義になるため、「ネイルカラー」「ネイルエナメル」「ネイルポリッシュ」「ネイルラッカー」などと言う。
現在使われているネイルエナメルは1920年代から普及したものであるが、マニキュアの歴史は古く、古代エジプトでも行われ、中世ヨーロッパでは「ハンマム」という美容院で爪の手入れが行われたといわれる。
江戸時代の日本では、ホウセンカの花とカタバミの葉を揉み合わせた紅を爪に塗っていた。

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