理想は、哲学用語として用いられた語。
明治14年(1881年)の『哲学字彙(初版)』には「Ideal 理想」「Idea 観念」とあり、明治17年(1884年)の改訂増補版では「Idea 観念、理想」「Ideal 理想的、観念的」と改められている。
この訳は、多くの訳語を創りだした啓蒙家の西周(にしあまね)によって造られたものと思われる。
明治10年代の終わり頃から、文学理論を論じる際に「現実」に対する語として「理想」が用いられるようになり、哲学以外の分野でも多く使用されるようになった。
理想は、哲学用語として用いられた語。
明治14年(1881年)の『哲学字彙(初版)』には「Ideal 理想」「Idea 観念」とあり、明治17年(1884年)の改訂増補版では「Idea 観念、理想」「Ideal 理想的、観念的」と改められている。
この訳は、多くの訳語を創りだした啓蒙家の西周(にしあまね)によって造られたものと思われる。
明治10年代の終わり頃から、文学理論を論じる際に「現実」に対する語として「理想」が用いられるようになり、哲学以外の分野でも多く使用されるようになった。