アマランサスの特徴、栄養・効能、選び方、保存方法、旬の時期など、知っておきたいアマランサスの基礎知識。
アマランサスの特徴
アマランサスとは南米原産ヒユ科の植物で、小さな種子が食用とされ、雑穀類として扱われます。
南米の山岳地帯ではアマランサスが古くから食用として栽培され、古代インカ帝国では主食とされていました。
日本には江戸時代に入りましたが、主に深紅の花を楽しむ観賞用で、東北地方の一部を除き、食用として導入されたのは近年のことです。
アマランサスは非常に香りが強く、プチプチとした食感があり、加熱するとモチモチとした粘り気が出て、他の食材となじみやすくなります。
種皮がやわらかく、精白しないで食べられるため、栄養価が驚くほど高く、ご飯に混ぜて炊くだけで、不足しがちな栄養素がバランスよく補えます。
また、米や麦等の食物アレルギーがある人用の代替食品としても注目され、粉状にして麺やお菓子に利用されたり、健康食品としても販売されています。
アマランサスの栄養・効能
アマランサスは栄養価が抜群に良い雑穀で、他の穀類に比べて、カルシウム・カリウム・マグネシウム・鉄・亜鉛などのミネラルや、食物繊維が豊富に含まれています。
タンパク質や不飽和脂肪酸も多く、それらの代謝を促すビタミンB2・B6も多く含まれています。
アマランサスはグルテンを含まないため、グルテンフリー食品としても活用されています。
アマランサスの選び方
アマランサスは、ツヤがあり、粒の大きさが揃い、よく乾燥してあるものを選びましょう。
アマランサスの保存方法
アマランサスは直射日光、高温多湿を避けて、常温で保存します。
アマランサスの旬の時期
アマランサスの種子は通年流通しています。