ハイカラは、丈の高い襟という意味の英語「high collar(ハイカラー)」に由来する。
丈の高い襟が「ハイカラ」の語源となったのは、明治時代、西洋帰りの人や西洋の文化や服装を好む人が、ハイカラーのワイシャツを着ていたことからである。
当時は「ハイカラ」のほか、「ハイカる」という動詞も生まれた。
やがて、西洋の服装や文化を取り入れた生活が当たり前となったため、「ハイカラ」は死語となった。
しかし、当時の流行と今の西洋風は異なることから、現代では「ハイカラ」が明治時代に流行した西洋の文化や服装を指し、「明治ハイカラ」と言って、「昭和レトロ」や「大正ロマン・大正モダン」などと並ぶ言葉になっている。