爽やかの語源・由来

爽やかの語源には、風が通り過ぎる擬音語「サハサハ」の「サハ」を語根とし、「ヤカ」は接尾語。
「サハ」が清らかではっきりしていることを表す「サヤ(清亮)」に通じ、副詞を作る「ヤカ」。
「サハ」が「サユ(冴)」の意味で、「ヤカ」は付字。
「爽」の別音「Sawo」が「Sawa」と転じ、それに形容詞「ヤカ」が付いたものなど諸説ある。

爽やかの漢字「爽」の由来には、「大」が盛んであることを表し、4つの罰点はいくつも穴が空いていることか、窓の格子をかたどったもので、明るいさまを表したとする説。
左右の手に灯りを持つ姿の象形文字説。
「大」は人の正面形で、4つの罰点は胸の左右に加える文身(入れ墨)の文様で、女性の屍に邪悪な霊が憑くことを祓うため、乳房をモチーフとする朱の文身を加えたことに由来するなど諸説ある。
雑学の世界では、「爽やか」と「入れ墨」という異なるイメージの組み合わせから、最後の文身説が取り上げられやすいが、ひとつの説に過ぎない。

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