破鏡の語源・由来

破鏡は、中国の古代神話を編纂した古書『神異経』の次の故事に由来する。
昔、離れて暮らさなければならなくなった夫婦が、割った鏡の一片をそれぞれ持ち、愛情の証とした。
やがて、妻は別の男性と関係を持ったため、妻の持っていた一片の鏡が、カササギとなって夫の所へ飛んでいき、妻の浮気がばれて離縁したという。
ここから、「破鏡」は夫婦の離縁を表す言葉として、「破鏡再び照らさず」「破鏡再び合う」「破鏡の嘆き」などで用いられている。

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