ケーキは、英語「cake」からの外来語で、発音は「ケイク」の方が近い。
「cake」は、幼児語で「小さい丸い菓子」を意味したスカンジナビア語の「kaka」に由来する。
「kaka」はゲルマン祖語の「kak-」に由来し、更に遡ると「丸く小さい塊(かたまり)」を表す印欧祖語で幼児が発する「gag-」にたどり着く。
英語の「cake」は13世紀から見られ、平らに焼いた固く小さいパンを指していたが、15世紀に入り、イングランドで卵やミルクを使った菓子を指すようになった。
しかし、「cake」は「菓子」よりも「固めたもの」の意味が強く、16世紀には菓子のほか、石鹸などの押し固めたものを指す言葉として使われていた。